Cube社 製品概要
試薬および製造原料の輸入販売 シングルセル解析

PureCube Hisタグ用Ni/Co-IDAアガロースレジン


Hisタグはサイズが小さいこと、天然条件や変性条件、さらには界面活性剤や各種の添加剤の存在下でも安定であることからアフィニティタグとして幅広く使用されています。Cube社ではHisタグタンパク質精製用の高パフォーマンスPureCube IDAアガロースを提供しております。

  • 結合容量は最大50 mg/mL
  • 通常使用される濃度のDTTおよびEDTAに対して安定
  • 再使用のために再生可能
  • 抗Hisタグ抗体を別途ご提供可能

注:PureCube IDAアガロースは50%サスペンジョンとしてお届けします。PureCube IDAアガロース(ご希望の金属イオンを配位可能です)は充填済みクロマトグラフィーカラムとしてもご提供可能です。 キレートリガンドとしてNTAを使用したレジンもご提供可能です。(NTAとIDAの違いについてはこちら)

Hisタグタンパク質の培養上清からの精製やプルダウン実験ではPureCube Hisアフィニティ磁気ビーズをご使用になることをお勧めします。 ウェスタンブロットでのHisタグタンパク質検出用にタグ特異的抗体もご用意しております。


優れたパフォーマンス

多孔性かつ物理的安定性に優れているアガロースレジンを使用しているため、PureCube Ni-IDAアガロースは市場で広く用いられている競合製品より優れた、レジン1mLあたり50 mgのタンパク質を結合する能力があります。Figure 1 は大腸菌で発現されPureCube Ni-IDAまたは競合のNi-Sepharoseハイパフォーマンスレジンを充填したグラビティフローカラムで精製された6-His chloramphenicoltransferase (CAT)のSDS-PAGEの結果が示されています。2種類のレジンを使用して精製された5つの溶出フラクションから回収されたタンパク質の量は同等です(CL: 沈殿物・顆粒除去後ライセート、FT: フロースルー、W1-2: 洗浄フラクション、E1-5: 溶出フラクション)。Table.1 はPureCube Ni-IDAアガロースと2種類の競合製品について、その他の性能を比較した結果です。

Fig.1 
PureCube Ni-IDAアガロースの結合容量は市場で広く用いられている競合製品と同等です。PureCube Ni-IDAアガロースと競合GのNiレジン で精製されたCATのSDS-PAGEの結果は溶出フラクション中の(E1-E5) タンパク質収量がほぼ同一であることを示しています。


試薬や添加物への化学的耐性

還元剤DTTや金属キレート剤EDTAがPureCube Ni-IDAアガロースの結合容量に与える影響が調べられています。レジンを様々な濃度の2種類の試薬に1時間暴露した後、HisタグGFPを精製しました。結合容量は試薬の濃度が増加するにつれて減少しますが、減少率はDTT存在下の方が小さく(全体で30%の減少)、また1mMまでのEDTA存在下ではそれ以上の濃度と比較して小さく(20%減少)なっています。 Table 1はPureCube Ni-IDA アガロースと競合2製品の安定性をまとめた結果です。

Fig.2 【PureCube Ni-IDAアガロースの還元剤およびキレート剤存在下における結合容量の変化】
HisタグGFPは3種類の濃度のDTTまたはEDTAに1時間さらした後のPureCube Ni-IDAアガロースを充填したグラビティカラムで精製されました。DTTでは比較的結合容量の低下が小さく、EDTAでは1.0 mM以上の濃度で低下し始めます。


高品質かつ最良のパフォーマンスを示す材質

PureCube Ni-IDAアガロースは高度にリンクされたアガロースであり、物理的に安定かつ低圧下での精製プロセスに最適です。カラムクロマトグラフィーのみでなく、バルク精製にも適しています。さらにレジンは高度に多孔性がありサイズの均一性に優れているため、タンパク質との相互作用に有利であり、各回ごとの再現性にも優れています。Table.1 はPureCube Ni-IDAアガロースおよび市場で広く使用されている2種類のレジン製品の仕様および性能をまとめたものです。

Table.1 【3種類のNi-IDAアガロースの仕様および性能比較】

  Cube Biotech Competitor G Competitor S
粒径 32-60 μm average 90 μm 45-160 μm
金属イオン結合量
(Cu, Ni)
> 25 μmol/mL > 30 μmol/mL 6-18 μmol/mL
結合容量 50 mg/mL No information < 15 mg/mL
安定なpH範囲(processing) 3.0-12.0 3.0-13.0 No information
推奨流速 0.5-2.0 mL/min  (6.0 mL/min poss.) 1.0 mL/min 1.0 mL/min
安定なDTT 範囲 < 10 mM No information 5 mM
安定なEDTA範囲 < 1.0 mM No information Not recommended


再使用のための再生可能レジン

DTTのような強力な還元剤はニッケルイオンを還元し、レジンの色が茶色に変化します。PureCube Ni-IDA アガロースは5 mM DTTにも耐性があり、タンパク質を結合可能です(B)。さらに、レジンは再生可能です。Figure 3 ではPureCube Ni-IDAアガロースは5mM DTTに8時間さらされました(A)が、依然としてGFPを結合可能でした (B)。レジンを再生するためにキレートリガンドからニッケルを除去しするとレジンは白色となり(C)、再度ニッケルイオンを配位するとレジンは特徴的な青緑色を呈します (D)。PureCube Ni- IDAアガロースの再生用プロトコルについてはお問い合わせ下さい。

Fig.3 
PureCube Ni-IDAアガロースは容易に再生可能です。最初にPureCube Ni-IDAアガロースは5mM DTTに8時間(A)さらされました。処理後もアガロースはGFPを結合可能であり(B)、レジンを洗浄して金属を除去し(C)、再度Ni2+を配位し、再生しました(D)。処理はCube社の標準プロトコルに従って実施されました。


IDAアガロースレジンのリスト

カタログ番号 製品名と内容
ニッケル配位アガロース
30101 PureCube Ni-IDA Agarose (1 mL)
2 mL 50% suspension
30103 PureCube Ni-IDA Agarose (10 mL)
20 mL 50% suspension
30105 PureCube Ni-IDA Agarose (50 mL)
100 mL 50% suspension
30110 PureCube Ni-IDA Agarose (250 mL)
500 mL 50% suspension
30112 PureCube Ni-IDA Agarose (500 mL)
1000 mL 50% suspension
コバルト配位アガロース
30401 PureCube Co-IDA Agarose (1 mL)
2 mL 50% suspension
30403 PureCube Co-IDA Agarose (10 mL)
20 mL 50% suspension
30405 PureCube Co-IDA Agarose (50 mL)
100 mL 50% suspension
30410 PureCube Co-IDA Agarose (250 mL)
500 mL 50% suspension
30412 PureCube Co-IDA Agarose (500 mL)
1000 mL 50% suspension
無配位アガロース
30701 PureCube IDA Agarose (1 mL)
2 mL 50% suspension
30703 PureCube IDA Agarose (10 mL)
20 mL 50% suspension
30705 PureCube IDA Agarose (50 mL)
100 mL 50% suspension
30710 PureCube IDA Agarose (250 mL)
500 mL 50% suspension
30712 PureCube IDA Agarose (500 mL)
1000 mL 50% suspension
抗Hisタグ抗体
40040 PentaHis Antibody* (0.1 mg) 
BSA-free, lyophilized

*Manufactured by QIAGEN.

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